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同人サークル「スーパーチャーヂャーヘヴン」の中の人がキャラ萌え描いたりとか。そんなのです。
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eBayウォッチャーになりつつある最近ですが、昔みたいにミニカーとかプラモを買っていた頃は「30ドルの製品に50ドルの送料」なんて笑えない事態になってたりしたものの、今は基本カタログメインなので、送料の方が商品より安く、なおかつイギリスからなら安い出品者だと750円くらいなので、割と気楽に見ることができます。それが罠っぽい気もしますが。



ええ、まあ具体的にはですね……こんな感じで、59.90ユーロ(落札時の請求額は8090円)も出して、Jehle Saphierのカタログを落札してしまったとか……。
いやー、流石にこれは気楽にポン、とは行かず、手持ちのゲームとか本とかを売って軍資金を用意してきました。送料無料だったのが救いでしたね。



なお、一番遅いパターンでも19日には日本に到着します。早い。
先日のArgyll Turbo GTのカタログとも似たタイミングなんで、どちらも楽しみです。
日本にあるのかどうかも分からない貴重なJehleグッズなので、大事にします。
もちろん、当然ですがこういうカタログって飾りじゃなく、作画資料として利用できればとも考えてます。Jehle Saphierは6P前後(?)の薄さと、近年撮影された高解像度の写真があるのでそこまで役に立たないかもしれませんが、Argyll Turbo GTは市販モデルの画像なので楽しみです。


以下擬人化ネタ。



ドイツの個性的過ぎる水陸両用車、Herzog Conteを今度の題材にしてみました。ただ、水陸両用車って題材と、実車のデザインがどうにも直線的なので擬人化としてのアレンジで頭を抱えています。

カタログが届いたらArgyll Turbo GTに取り掛かりたいので、最長であと10日、最短で来週の月曜日~火曜日までのタイムリミット。
……頑張ります。
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「Argyll(アーガイル)」と言う、スコットランド最大の自動車メーカーがかつて存在しました。
しかし、同社は1932年に倒産。その後、1976年にボブ・ヘンダーソンが同名の会社を設立。こちらの社名はかつてアーガイルの工場で働いていた関係者の祖父に敬意を表したもので、結果として40年以上の時を経て、スコットランドに再びその名が蘇ります。

しかし、こちらのアーガイルが製造した車は大衆車ではなくスーパーカー。
「Argyll Turbo GT(もしくは単にGT)」と呼ばれたこの車は2+2の4人乗りの車体にV6エンジン、もしくは3.5/4.2リッターのV8ターボエンジンを搭載。年間12台の生産計画を立てたものの、それだけの台数が製造されることは一度もなく、また広報用のシルバーの車両もそのパフォーマンスを発揮する機会に恵まれず、また2万5000ポンド(約447万5000円)から3万ポンド(約537万円)と言う価格はフェラーリ・308GTB等よりも高価である上、オイルショックと言う不幸も重なり結果として売れ行きは低迷。
結果、復活したアーガイルは1990年に再び永い眠りにつきます。

モーリスやダットサンのパーツを流用し、「走りは素晴らしいが内装は存在しない」と揶揄された奇妙なスーパーカー。
インターネットではこの車の元オーナーも何人か見かけることができ、販売としては成功しなかったものの、オーナーには愛された車なのだと言うこともそれらの書き込みから想像することができます。

で、そんな幻のスーパーカーのカタログを落札しました。eBayで。



いやー、まさかeBayにカタログが出品されてて、送料込みで3500円で落札できたとは。実はJehleと並び、自分がこうした歴史の影に消えていった車への興味を持ったきっかけがこのArgyll Turbo GTだったんですよ。しかし、なんだかんだで資料が出てくるJehleと違い、Argyll Turbo GTは赤いプロトタイプと、広報用のシルバーのタイプの画像が出てくるのみ。このカタログの表紙のようなライトのカバーが装着されたタイプなんて初めて見たので、いい買い物でした。
早ければ再来週にはイギリスからArgyllのカタログが到着するはずです。

楽しみ。



赤いJehle Saphier、「Saphier Highspeed」です。
と言っても前回の絵から色を置き換えただけ。計器類なんかはむしろこの赤い個体を参考にしたんでこれが正しいとすらも。
以前も少し書きましたが、この赤いSaphierは当時の雑誌記事に掲載された個体と恐らく同一。
(恐らく、と表記したのは写真によってはメタリックレッドにも見えるんですよ)
現在はリヒテンシュタインのシャーンにあるJehle社工房跡地にたたずむ、ライセンスプレート「FL 30294」の車両です。
こちらの車両は近年、オランダ在住のトラック写真掲載サイトを運営されている方が取材されているので、小規模メーカーの絶版車としては珍しく、外装に関しては高解像度の素晴らしい画像がWeb上で閲覧可能です。

実質色変えただけですし、Saphierネタに逃げまくるのもどーなのよ感はあるので次は擬人化するにしても別の車を描きます。はい。



あ、それと私事ですが原付を買いました。ホンダのZOOK。遅いけど可愛いヤツです。



1983 Jehle Saphier完成です。
Saphierは1982年-91(もしくは92年)まで生産されていた車両ですが、今回は当時の雑誌などで露出されていた(?)1983年型、ゴルフエンジンのベースモデルが元ネタです。
……と言っても、基本的にその生涯の中でデザインが変わることはなく、内装は資料不足だったのでJehle社の工房前に放置されている赤い個体(恐らくSaphier Highspeed)を参考にしたのですが……。

Saphierについての語りは前回行ったので、擬人化でどこをどのようにアレンジしたかについての解説なんかを。
まず服装についてですが、欧州車、それもリヒテンシュタインと言う国の車なので、なんとなく貴族っぽいイメージで行こうと考えました。そこで最初は歴代のリヒテンシュタイン公の肖像画を見つつ、服装もそれっぽく……しようとしたのですが、シンプルな鎧であまり映えそうにない。と言うか結構隠れてて構造がよく分からない。そこで貴族らしさはポーズやマント程度に留め、少し鎧っぽくアレンジと言った方向性に。

Saphierの特徴となるのはドアを廃し、屋根が前ヒンジで開く方式の乗り込み方。ここはフェイスガード風にアレンジ。あまり大きくしすぎると不恰好だったので、何度かサイズを縮小して調節。
独特な形状のFフェンダー周りはそのまま肩のガードに。腕(?)のガードはフロントウィンカー周り。スーパーカーとしては異質なカンガルーバー形状のバンパーは首もとのガード兼マント基部へ。インナー上の部分やタイツは内装イメージ。胸のベルト状の部品はX字型のステアリングモチーフです。
ズボンはリア周りモチーフなんですが、この車のリアハッチは不恰好な金具で外側から吊るされているので、それを再現。テールランプのパターンも実車画像を見ながらそれっぽく書き込んだんですが、分かりにくいですね……。
腕に持ってる槍(仮)はフロントの巨大なワイパーがモチーフなんですが、そのまんまだとワイパーを持ってる変な人、しかしあんまり槍っぽく槍っぽくしてしまうと槍にしか見えない。難しく、そしていまいち満足してないです。

あと、本人も忘れかけてた設定なんですが、髪が金髪なのは写真で確認できる四台のSaphierのうちの金色の個体、オッドアイは同じく赤・青の個体を表現しています。
そしてイラストの背景は当時の雑誌記事(83年型が掲載されたもの)をモチーフとしています。と言っても本文丸々写すと意味不明な上に、著作権的にアレなのでメインのキャッチコピーのみ似たレイアウトで再現。本文部分も同じく似たレイアウトでテキトーな文章を打ち込んでます。英語で。

そんな感じで、言われないと分からないJehle愛を詰め込んだイラストです。
Jehle社、そしてSaphierについて知りたい方には以下のリンクもお勧めです。
Jehle(英語版Wikipedia記事)
Jehle(ドイツ版Wikipedia記事。こちらの方が詳しいです)
The Petrolstop内のJehle Saphier紹介記事(関連リンクのフォーラムには当時のカタログ画像も)

一応次の絵も描いてはいるんですが、難航しているので少し脱線するかも……。




突然ですが、「Jehle Saphier」と言う車が好きです。
1970年代から1990年代初頭までの僅か20年間のみ存在した、リヒテンシュタイン公国の小さな自動車メーカー「Jehle(ジール)」社が製造した、フォルクスワーゲン・ビートルのシャーシをベースにした、小さな車体のスポーツカー。
ベースグレードではゴルフのエンジンを搭載した、最高出力僅か75馬力の非力な車。
しかし、最上級グレードの「Saphier Galaxy」になると、そのエンジンはフォード製の5.6リッターV型8気筒のモンスターに変貌し、最高出力は500馬力オーバー。シャーシも独自のモノコック構造へ。現代の目から見ると一般的かもしれないその数字も、980kgの軽量な車体に搭載されれば話は別。パワーウェイトレシオは最高出力を500馬力だとしても1.96。
現代のスーパーカーや、Gr.Bのラリーカーと比べても遜色のないハイパフォーマンスマシンでした。
更に、これらはカタログに書かれていた一般的なグレードの数字。実際はこれよりさらに上の「Super Saphier」と呼ばれる車両も存在し、こちらは最高出力1000馬力オーバー、最高速度400km/hオーバーを謳った、キャラウェイ・スレッジハンマーやフェラーリ・F40と言った同年代のスーパーカー、それどころかブガッティ・ヴェイロンやSSC・アルティメットエアロと言った現代のマシンと比べても劣らないもの。

……しかし、これらの数字はJehle社お得意の嘘八百。同社の理念と言うか、ロマンの世界の数字でした。
実際、同社が製作した、デ・トマソ・パンテーラをベースにした「Jehle Pantera(こちらは未だに実働個体が現存するほど、タマ数は多いです)」や、同社最後のスーパーカー(しかしモックアップのみ)の「Jehle Artemis V12」で謳われた数字もまた、「1000馬力・400km/h」でした。

さて、ここまでの下りを見ればなんとなく予想がつくと思いますが、こんな滅茶苦茶な車ばかり作ってたメーカーが現存できるはずもなく。Jehle社は大量の負債を抱え倒産。創設者のXaver Jehle氏は現在スイスでトンネル工事の会社を経営。
しかし、個性的な車を生み出したJehleがただで転ぶわけもなく、同社の看板として、メタリックブルーに塗装されたJehle Saphierが誇らしげに佇み、そしてまた、リヒテンシュタインの同社の工房跡地には赤いSaphierが今でも眠っているのでした。

数年前、キットカーについて調べていたら、偶然出会ってしまったヘンテコな見た目のスーパーカー。しかし、気がつくと入れ込んでいたのが不思議なものです。



と言うわけで、「車なごコレクション」で火がついた、マイブームの俺擬人化。
誰がやったのかわからないものの、何故か同作の収録希望車種のアンケートで2票もあった(自分は犯人じゃないです、念のため)同車ですが、Jehle社の事情を知っていれば分かる、収録なんて夢のような話だと言う現実。(なんせ、トンネル工事の会社の方ですらホームページもメールアドレスも存在しません、Jehle社……)
なので、そんな奇特などこかの誰かと、自分のために擬人化中です。

・FL 7604(黄)
・FL 7604(メタリックブルー)
・FL 30294(赤)
・ナンバープレート不明(金)

この四色/三台が確認できる個体なんですが、さあてどの色にしましょうか……。

あ、どうでもいいですが誕生日でした。
実質去年から描きはじめたようなものとはいえ、若くて上手い人を見るとこれでまた一層凹みます(苦笑)
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プロフィール
HN:
菱形消しゴム
性別:
非公開
自己紹介:
モバマスの同人やりたくて絵を始め、
俺タワーとか色々迷走してる感じです。
一応「スーパーチャーヂャーヘヴン」ってサークルだったりそうじゃなかったり。
P R
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